【雑木のお庭】冬季剪定

こんにちは!猪股です。
季節はもうすぐ小寒から大寒。
外に出るの嫌だ〜っ!という寒い日々ですが、来春に向けての「冬季剪定」はもう済みましたか?
(偉そうな言い方ですが、うちはまだです笑!)

今回はあいばのお家に多い「落葉広葉樹」、“雑木のお庭”の冬季剪定について簡単なポイントをまとめました。

剪定は時期が大事
剪定は“どこを切るか”も大事ですが、“切る時期”もとても大事です。

一番剪定に向かない時期は「真夏(7〜9月)」。
庭木がもっとも成長する時期に枝葉を切り落としてしまうと、庭木は切り落とされた分だけ成長をしようとして、養分をどんどん消費してしまい、その結果、庭木が枯れたり弱ったりすることがあります。

今回紹介する「冬季剪定」は次の春〜夏にかけて樹木が順調に成長するのに必要なエネルギーを蓄えてるために、余分な枝葉を整える作業。

葉を落とし、成長がストップする11~2月の休眠時期に剪定することで、木への負担が少なくて済みます。
冬季剪定に向いた庭木の種類
前述の通り、冬季剪定に向いているのは基本的に冬に葉を落とす「落葉広葉樹」です。
あいばのお庭でよく見られる
・イロハモミジ
・アオダモ
・ジューンベリー
・ハナミズキ
・ヤマボウシ などが該当します。

あいばのお庭で出番が多いアオダモ。枝が比較的細くあまり混み合っていないので、初心者でも樹形を整えやすいですね

常緑樹ではありますが、あいばのお庭によくあるシマトネリコも冬季剪定でOKです!
(春から梅雨の4~6月、秋頃の9~11月もOK!比較的年中剪定適期です)

シマトネリコは成長が早く、放っておくと数年で2階まで届くほどの大きさになります。こまめに剪定するのが◎

逆に葉を落とすからといっても、アジサイは冬季剪定には向きません。
アジサイは夏に花が咲き終わった後に花芽をつけるため、冬季は枝に花芽ができている状態になります。
誤って冬に剪定すると、次の年に花が咲かない・・・ということに。
なので、花が咲き終わった直後の7月に剪定するのがベストです!

・・・と、いわれると「これは今切っていいのか・・・?」と不安になりますが、そういう時は「樹木名 剪定」で検索!が一番確実です(笑)

剪定してみる!
どの枝を剪定すればいい?


と図化したものの、結局実際見るとどれがどれか正直素人目には区別がつかないところではありますね・・・。

基本は
・「枝が混み合っているところ」
・「何本も枝分かれしているところ」
・「伸びすぎてしまっているところ」を切る
・離れたところから樹形を何度も確認することが大切

と以前我が家の庭木を剪定してくださった庭師さんに聞きました。
(でも難しいんだなこれが・・・なので私も恐る恐る剪定です)

切り戻し剪定
切り戻し剪定は枝の途中で切る剪定です。

木をひと回り小さくしたい時、枝を増やしたい時は、この切り戻し剪定になります。

枝には外芽・内芽があります。内芽を残すと、枝は不自然な形に伸びてしまうので、外芽の上で剪定します。
あまり芽に近い場所で剪定すると芽が傷んでいまうので、芽の上5~10mmくらいのの位置で芽の方向にあわせて斜めに切ります。

透かし剪定
透かし剪定は枝のつけね(分かれめ)から切る剪定です。

枝が混みすぎた時に、間を抜いてしまう(透かしてしまう)剪定になります。枝が少なくなるので、風通しがよくなります。

切り方としては根元のギリギリで切るようにします。中途半端に枝が残っているとこの部分から腐っていき、害虫が入りやすくなってしまったり、傷みやすくなってしまいます。

剪定した後の切り口は「癒合剤」で保護するとより安心です。

庭守りプロジェクト|「剪定管理」

さてさて色々と書きましたが、書きながらでも「難しいな」と思います(笑)。

そういう時はやっぱりプロに相談するのが一番確実です。
Aiba+Greenは造園、お庭リフォームだけでなく、お庭の維持管理についてもご相談いただけます。
剪定しようにも大きくなりすぎて脚立でも届かない、枝葉の量が多くて処分が大変そう・・・とお悩みの方もぜひ一度ご相談ください。

特にあいばの住まい手の方は、長年あいばの造園に携わってきた職人が剪定に伺うので、お家に似合う形に整えることができるのが最大のメリットです。

また「一度の強剪定で一掃する」のではなく数年に一度、然るべき時期に定期的に剪定に入り、“いい状態を長く保つ”というのがお庭にとっても、また暮らす人の心持ちとしてもいいのではないかと私たちは考えております。

この度1月より「庭守りプロジェクト」としてご要望の多い「剪定管理」を住まい手の方に向けてプレスタートいたしました!

▼ご興味のある方はぜひこちらをご覧になり、ご相談をいただければと思います▼

庭守りプロジェクト

 

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